縁あってTVホスピタルという、病院に置いてある雑誌におなかなっとくが掲載されました。病院に通われてる方に腸内細菌を元気にしてほしいという思いがあります。そこで病院と腸内細菌について考えてみたいと思います。
私の周りに「病院に行ったら便秘になった」という人がいました。この方は普段から便秘がちでもなく、でまかせを言ってる感じでもありません。
本当に病院に行くと便秘になるのでしょうか?といっても広すぎて何ともいえませんね。この方の場合は風邪が長引いたので病院に行ったら、抗生物質を出してもらって解熱したとのことでした。
実はこの抗生物質が原因の可能性があります。
抗生物質とは一言でいうと細菌をやっつけること物質のことです。細菌を原因とする病気の他、他の症状で免疫が弱まっている時に二次感染防止のために処方されたりします。
この抗生物質は目的の細菌をやっつけてくれる頼もしい物質なのですが、腸内にいる善玉菌など優良な菌までやっつけてしまいます。その結果、腸内が悪玉菌優位になり、便秘・下痢などになりやすくなってしまうのです。
抗生物質以外にも善玉菌が減ってしまう薬も少なからずあるようです。全ての薬を覚えるのは不可能ですので、薬を飲んだら意識的に善玉菌を補うとよいと思います。
善玉菌の代表格「乳酸菌」は漬物・キムチ・味噌・醤油・ヨーグルト・チーズなど、悪玉菌をやっつける他、悪い細菌の抗菌力もある「納豆菌」は納豆、自分の体内に住んでいる腸内細菌のえさとなり繁殖を手助けする「オリゴ糖」は甜菜(てんさい)糖(ビートともいいます)がおすすめです。
でも味噌・醤油・漬物などは塩分に、納豆はカロリーに、オリゴ糖は糖分に気を付けてくださいね。
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