水戸(茨城)と言えば納豆の町、これに異論がある方はいないと思います。しかし、総務省の発表した主要都市における2015年の一世帯あたりの年間納豆購入額はなんと全国第5位。ちなみに最下位の大阪は分かりますが1位は意外なあの都市。納豆の消費について考えてみます。
納豆購入額1位の前にワースト都市からご紹介します。それは大阪市。ワースト2位は和歌山市で、おおよそこの2つの都市が最下位争いをしています。
大阪・和歌山に限らず、関西人は納豆嫌いという話はよく聞ききます。それに対してそんなことはなく、自分や周りは好きだし食べているコメントもよく見かけます。
調査を始めた当初の金額からすると購入額は約3倍に増えているので、着実に消費は増えているのですが、それでも全国と比べるとまだまだ少ないということでしょう。
もともと食べてなかったおじいさん・おばあさんがこれから食べ始めるのは難しいですが、今の子供世代は意外に食べているという結果もあるそうなので、今後も増加しそうですね。
では1位はどこかというと「福島市」。福島は納豆のイメージがあまりないかもしれませんが、2007~2010年まで4連覇しそれ以外にもいつも上位にいる都市なのです。
水戸市も2013年に1位になるなどもちろん納豆王国であり、市をあげて納豆都市をPRしてきたようですが残念ながら5位に転落してしまいました。
いろいろ理由はあると思いますが、要因とされたのが福島県の学校給食と料理のバリエーション。学校給食で月に1度は出るといい、子供の頃から納豆に慣れる文化があると思います。
でもやっぱり購入額があがるなと思ったのが食卓に並ぶという納豆料理のバリエーション。
朝食にごはんと一緒に食べるだけだと、どうしても飽きてしまいそこまで消費は増えません。
福島で食べている納豆の食べ方はどのようなものなのでしょうか?
・納豆の揚げ春巻き
春巻きの具に納豆を入れたもの。シソも一緒に入れる人も多いとか。
・納豆まんま
福島ではごはんに納豆だけじゃなくて、金時味噌や大根や白菜などの漬物をあえて食べる納豆まんまが朝食の定番となっているそうです。
・納豆の天ぷら
家庭料理かはわかりませんが福島市内には納豆の天ぷらをだすお店もありました。
・納豆バーガー
これこそ家庭でも食べてないと思いますが、道の駅で売っているようです。
少しメジャーなところでは
・納豆チャーハン
・納豆オムレツ
・納豆パスタ
なんかもあります。
よく食べるからかスーパーにはたくさんの種類の納豆が陳列されているそうです。
とある店では納豆だけで約30種類もあったとか!納豆愛が溢れていますね。
ちなみに水戸市はごはんと納豆というオーソドックスな食べ方が一般的だとか。
水戸市の1位奪回には納豆料理のバリエーションの普及が鍵かもしれませんね
どうでもいいですが自分のおすすめは納豆&キムチまぜごはん。簡単ですがとってもおいしいです。とはいえ毎日食べているわけではありませんが・・・(^-^;
納豆は高たんぱく質に加え、食物繊維やビタミンなどの豊富な栄養、腸内で善玉菌として働く納豆菌、血栓溶解作用で知られるナットウキナーゼなどが有名ですよね。
でもそれら以外に注目の成分を含んでいます。それが「ジピコリン酸」です。
食中毒で知られる病原性大腸菌O-157などの菌を強力に抑える抗菌効果が認められています。
それ以外にも、体内に入った放射性物質を吸着し外に排出する働きがあるのではと言われています。もしそれが実証されれば、半減期30年ともいわれる放射性物質が体内に残り、被爆させ続ける事態を軽減できる救世主になります。ぜひ期待したいですね。
いずれにしても納豆は安くて、栄養満点の非常に素晴らしい食べ物です。
福島や水戸、大阪に限らずみなさんせひたくさん食べましょう!
ちなみに2015年の餃子購入額は、浜松市が2年連続4回目の1位でした。
1位の浜松市は4,646円、2位の宇都宮市は3,981円、3位の京都市は2,541円ということで、浜松がダントツの1位。
筆者は浜松市民なので気になっていて、1位だとやっぱりなんとなく嬉しいです。
餃子といえば宇都宮のイメージがあると思うので、浜松は納豆でいえば福島でしょうか。
福島の方、一緒にイメージを覆しましょう!
関係ないですが、当初はなんで「消費量」じゃなくて「購入額」なのかなと思ったりしました。なんとなく違和感があるというか。(今も多少あるのですが)
それもそのはず、総務省が発表している家計調査を元にしているからなのですね。家計調査なので購入額。なっとくです。
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