納豆と言えば「独特の香り」と「ネバネバ」が代名詞ですが、栄養価はそのままに「いい香り」がして「粘らない」納豆があることご存知ですか?香りがなければ食べれる人や料理バリエーションも増え、納豆界に革命をもたらす可能性も。そんな新型納豆をご紹介します。
日本が誇る昔ながらの栄養食品「納豆」。
安くて栄養満点の納豆は日本人の健康を支える存在です。
今「和食」に注目が集まり世界で日本食ブームが来ていますが、納豆はいまいち普及していません。
その一番の原因と言われているのがその「臭い」
その独特の香りのため、特に世界に普及しにくい一因になっています。
納豆好きの日本人はあの臭いがいいとか嫌いではない方も多いのですが、逆に外国の発酵食品の香りはどうでしょう?
世界でもっとも臭い食べ物と言われているのがスウェーデンのシュールストレミング。
にしんを発酵させたものだそうですが、納豆の17倍ぐらいの臭いがあるそうです。
パンにはさんで食べるとおいしいということですが、スウェーデン人でも好んで食べる人は多くないとか。
さすがにこのクラスになると多少の消臭程度では世界で一般的に食べられるのは困難でしょう。
その他、ホンオフェ、キビヤック、くさや、臭豆腐などありますがどれもなかなかの兵(ツワモノ)です。
そんな中で臭いはあるけど世界で食べられるといったら「ブルーチーズ」あたりでしょうか。
もちろん好き嫌いはありますが、パスタやピザなどバリエーションも多くあります。
とはいえ無臭のブルーチーズはありません。
臭いが嫌いだったらブルーチーズ以外の選択肢があるので必要がないのでしょうね。
では「納豆」はどうでしょうか?考えてみたいと思います。
納豆はまだ世界にあんまり知られている食べ物ではありません。
その一因が「臭い」と「ネバネバ」
そこで茨城県と納豆メーカーが作ったのが「臭いが少なく」て「ネバネバしない」納豆
それをチーズやワインなど発酵食品につながりの深いフランスの見本市に出展したところ、ものすごい反響があったそうです。
この納豆は「豆乃香」という名前が付けられ、日本でも通販サイトで買うことができます。
このサイトでは納豆の他に、ワッフルやペースト、ドレッシングもありました。
とても興味深いですね。ぜひ食べてみたいと思います。
ではこの無臭&無ネバ納豆は世界に広がるのでしょうか?
無臭&無ネバ納豆は広く世界に受け入れられる可能性は大いにあると思います。
臭いがある発酵食品で世界で食べられるブルーチーズを例にとってみたいと思います。
○食べ方
世界で食べる料理はその土地の食文化に溶け込めるかは大きな要素でしょう。
ブルーチーズはパスタ、リゾット、ドレッシングなど多様な使い方があります。
納豆もパスタ、トーストなどありますが、チーズのように何にでもチーズを入れて食べるとかそういう人が増えてくるといいですね
○バリエーション
無臭のブルーチーズはあんまり見かけませんが、カマンベールやチェダー、ゴーダ、モッツァレラなど牛乳とヤギ、アオカビと白カビなどチーズ自体にバリエーションがあるのが強みといえます。
納豆は大粒・ひきわり、大豆と黒大豆などがありますが、チーズに比べると種類や変化の大きさではかないません。
無臭の納豆が出たので、「納豆」というよりは「やわらかい豆」としての食べ方のほうが早く受け入れられそうな気がします。
世界で食べられている豆料理を納豆に置き換えてみるとどうなるでしょうか?
豆料理は煮込みに時間がかかるので、あらかじめ煮た缶詰がよく利用されます。
とすればすでに発酵で柔らかくなった納豆は便利なうえに栄養満点でよいかもです。
それでは世界の豆料理が納豆になったらという仮定で世界に受け入れられるかなという料理を考えてみます。
①チリコンカーン納豆
チリコンカーンはアメリカやメキシコなどで食べられている豆・トマト・肉をチリパウダーで煮込んだ料理。味も強めなので納豆でも問題なく食べられそうな気がします。
②豆カレー納豆版
カレーに納豆を乗せただけじゃなくて、煮込んで作ったカレー。あんまり変わらないかな。おいしそうですがインドぐらいしか広がらないかも!?
③レンズ豆・ひよこ豆の置き換え
また日本での豆は大豆がほとんどですが、世界ではレンズ豆やひよこ豆、いんげん豆のほうがメジャーな存在。とくにレンズ豆は世界5大健康食品の一つにも選ばれています。
レンズ豆やひよこ豆を使った料理を納豆に置き換えてみても面白いかもしれません。
日本を代表する健康食品である「納豆」
「和食」が世界無形文化遺産に選ばれ今後ますます注目を集めると思います。
無臭&無ネバネバの納豆をきっかけとして、世界に納豆の良さが広がることを期待しています。
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